建部の最新ニュース

  2024年3月

   ■「新たけべの彩時季」

3月の彩時季

(左上から右へ)

 *8日発信 石で描くフェルメール展   *8日発信 真珠の耳飾りの少女   *8日発信 103歳のお客様 
 *11日 3.11追悼の灯  *19日 福小校長送別式  *20日 サクサク再び
 *23日発信 巣箱づくり   *23日発信 親子で完成ひな誕生   *23日発信 ひな誕生 
 



「今年もやって来てね」巣箱づくり

 
 2024年3月23日発信

巣箱づくり
巣箱づくり教室、開催

 岡山市環境学習センター「めだかの学校」の小川も水が緩み春の訪れが感じられる3月17日(日)、小鳥の巣箱作り体験が岡山市内の2家族を迎えて行われました。
 開会式では、昨年参加して作った巣箱にシジュウカラが来て2ヶ月後、4羽のヒナが誕生、写真が送られたとのご披露。


巣箱づくり
慎重にくぎを打つ

巣箱づくり
親子で協力

巣箱づくり
今年も完成、新巣箱

 スタートから大盛り上がり!さっそく親子で協力しながら、釘打ち、小鳥のとまり木作り、蝶番付けなどテキパキい行い完成!
 小鳥が遊びに来る家、なんて素晴らしい人生に乾杯!!


巣箱づくり
昨年、参加者宅で設置した巣箱

巣箱づくり
シジュウガラの雛、誕生

 (レポート 写真・勝部公平 写真提供・信近さん) 




 石で描く「フェルメール展」開かれる

 
 2024年3月8日発信

フェルメール展
石を並べただけ「真珠の耳飾りの少女」

 石を並べるだけで名画完成。こんな変なアートを思いついたのは当新聞、副編集長(記者)。
 今度で9回目となる、その石で描く展覧会が3月3日(日)、記者宅「ドレミファミリアアートギャラリー」で開かれた。
 今回取り上げたのは、「真珠の耳飾りの少女」で有名な17世紀オランダの画家、フェルメール。
 はたしてどのような展覧会となったのかご報告。
 「いやあー、それにしても、芸術は面白い!」

 石で描く「フェルメール展」動画(ユーチューブ 1分41秒)


フェルメール展
展示会場はガレージの床

フェルメール展
ついついフェルメール談議

フェルメール展
子どもに観てもらえるのはことのほかうれしい

 「たった1日だけの展覧会」と銘打ったのは、次の日には石を回収し、崩し始めるから。観客も事情を知っていて「今日、来ないと、もう2度と観えないのよね」と呆れ顔(笑)。
 それと、この日は休日もあってうれしいことにヤングな観客に恵まれた。
 子どもらが作品をのぞきながら「あっ、これは、この絵だ」と気づいてくれた。


フェルメール展
「レースを編む女」

フェルメール展
「窓辺で手紙を読む女」

フェルメール展
修復後の作品

フェルメール展
「画家のいるアトリエ」

フェルメール展
「水差しを持つ女」

フェルメール展
「牛乳を注ぐ女」

 作品の紹介をしよう。「レースを編む女」縦、横、24x20㎝の小品とは思えない緻密さ。
 当時、発明された「カメラオブスクラ」(箱カメラ)を覗いて写真のように表現されている。
 「窓辺で手紙を読む女」2013年修復されて、背景にキューピッドのいる額があることがわかった。
 「画家のいるアトリエ」正式名は「絵画芸術」、フェルメールが亡くなるまで手元に置いてあったと言われる。
 「水差しを持つ女」左から差し込む光、フェルメールがもっとも愛した構図。
 「牛乳を注ぐ女」当時の社会生活を代弁した作品。メイドが牛乳を注ぐ光景を切り取っただけなのに豊かな時間を感じさせる。


フェルメール展
スマホで観るとクッキリ

フェルメール展
「真珠の耳飾りの少女」バリエーション

フェルメール展
バックが黒「真珠の耳飾りの少女」

 続いては最も有名、と言うより他の作品は知らないけどこれだけは…と言う人が多いのでは。
 映画にもなり小説でも書かれている、その振り向いた横顔、視線が人を釘づけにする。
 「真珠の耳飾りの少女」ターバンの青がフェルメールブルーと呼ばれる絵具、ウルトラマリン。 遠い海を渡ってやって来た、当時貴重な「深い海の青」


フェルメール展
熱心な観客に感謝!

フェルメール展
当年103歳の”ふさの”さん

フェルメール展
わざわざ岡山市内から内田さん

 次々と観客が途切れることなく来られて千客万来(100人も来てないけど)大繁盛。
 町内から103歳の井手房野さん(福渡八幡神社総代長のお母さん)長く俳句をやられている。今でも枕元には紙とペンを置いて思いついたら書き留めているそうだ。
 「まあ、ほんとに、すごいなあ、よう、こんなのが作れるもんじゃ。前に観せてもらった時(9月展示 ジョルジュスーラ展)、この気持ちをなんとか俳句にできんかと・・・」
 房野さんが読んでくれた句。「爽やかや 小石集めて 風景画」


フェルメール展
子どもはヤギと遊ぶ

 わずか半日、それでも1年分の出会いと会話が生まれた。
 ただ石を並べただけ、ここに何の意味もない。だけど伝えたい、無意味に見えることにもいつか真実が宿る。


 石で描く「フェルメール展」動画(ユーチューブ 1分41秒)


 (レポート 写真・ 三宅 優 写真提供・松下りえさん) 







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